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歌のこと②音楽耳

テープに吹き込んだ自分の歌声、聴いてみてどうでしたか?これ自分の声じゃないよとか恥ずかしいとか、下手くそだとかいろいろ感じるのだろうと思います。たぶん、そう感じるのが普通だし、そう感じることが上手くなるための入り口になるのだと思います。
でも実は、私の場合は全く逆で「けっこう上手いじゃん」なんてバカなことを思ったりしていました。歌を始めたばかりの私は今考えるとかなり下手なレベルでした。その当時習っていた先生に「この人は下手すぎてどう教えたらいいのかわからない」と言われたくらいです。だから、当然まともに歌っているわけがないのです。
それでもその当時、けっこう上手いと自分で思ってしまったのは、おそらく音楽耳ができていなかったからだと思います。音楽耳なんて勝手に自分で名付けてしまいましたが、簡単に言えば音程や譜割りの細部まである程度正確に聞き取れるような耳のことです。
人間ってかなり自分に都合のよい生き物で、自分に必要ないものはシャットアウトする傾向にあります。たとえば、電車の中で読書に夢中になっていると周りの音はほとんど聴こえないですよね。つまり意識がある一点の方に向いていると他の部分には意識がいかないのですね。
だから音楽の場合でも、全部をまんべんなく聴いているつもりでも、自分が理解できる部分には積極的に耳が機能するけれども、自分が理解不能な音程や細かい譜割りは意外とあいまいに聴いていたりすることが多いようです。
昔の私は恐らく音楽をあいまいに聴いていたのでしょう。だから自分の歌を聴くときもあいまい。結局自分の悪いところがわからなかったわけです。
前にも書きましたが、歌うことは頭に蓄積されているメロディーやリズムを声で再現することです。あいまいに聴いている部分はあいまいにしか再現できないので、上手く聴こえるわけがありません。
耳を鍛える方法はいろいろあると思いますが、私の場合はたぶん曲のコピーです。初期の頃はジャズの曲を中心に勉強していました。ジャズの場合は同じ曲でも歌う人によって曲のメロディーや譜割りがかなり違います。いろんな人のいろんな歌いかたを聴いて、自分が気に入った歌い回しは何回も聴いて徹底的にコピーしていました。メロディーが複雑な場合いったん楽譜にして、鍵盤で音を確認しながら覚えるというような事もしていました。
そんなことをしているうちに音楽を聴く耳が昔よりはずいぶん良くなったのではないかと思います。

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